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【ブラック・コメディ韓国映画】パラサイト 半地下の家族(2020)あらすじと感想【ネタバレ有り】

2020年公開の韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「韓国」「ポン・ジュノ」「コメディ」「ブラック・コメディ」「ブラック・ユーモア」これらが好きな人におすすめです。


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作品情報

2020/01/10公開、132分、韓国、コメディ、ブラック・コメディ
監督・脚本:ポン・ジュノ
キャスト:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジン、イ・ジョンウン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パク・ソジュン

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第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編


あらすじ

一家全員が失業中であり『半地下住宅』でその日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。
ある日、長男のギウ(チェ・ウシク)は友人の紹介で、IT企業のCEOで超裕福なパク氏の家で家庭教師を勤めることになる。
その後、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。
二人はあっという間に一家の信用を得て、パク一家に『パラサイト(寄生)』していくのであった。
そして、ギジョンはパク氏の運転手にとある仕掛けをし……
超貧乏と超裕福、全く正反対の2つの家族が交わった時、一体何が起きるのか――。

レビュースコア(100点満点)

80点/100点

この映画を一言で表すと

貧乏人はニオイでわかる?経済格差をテーマにした皮肉たっぷりのブラック・コメディ映画




映画の感想

第72回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞した作品です。
また第77回ゴールデングローブ賞においては<外国語映画賞>を受賞されています。

監督は『母なる証明』『グエムル-漢江の怪物』を手掛けてきたポン・ジュノ。

私はあまり韓国映画を観ないのですが、とても面白くてビックリしました。
キャスティング、カメラワーク、脚本、どれをとっても高レベルです。

特に役者さんの演技が素晴らしく、台詞がないシーンでも心情がわかりやすく理解でき、観ているこっちまで気持ちが高ぶりそうになりました。

またカメラワークも素晴らしく、妹がトイレで休憩を挟むシーンは圧巻の美しさ!
是非、劇場で観ることをオススメします。

以下、ネタバレを含みます。


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恐怖を感じるシーンが多い

ストーリーは思っていた以上にブラックで、終盤は衝撃的なシーンも多くありました。

序盤はハッピーな雰囲気で、貧乏一家も金持ち一家も特にトラブルなく平和に事が進むのですが、金持ち一家の豪邸で働いていた家政婦を無理やり追い出した辺りから話が一気に暗い方向へ。

登場人物も何人か亡くなってしまいます。

演出がけっこう生々しかったので、人によっては少し具合が悪くなるかもしれません。

夜中、インターホン越しに見える元家政婦がマジで怖い

中盤のここだけ急にホラーっぽくなります。

表情は笑顔なのに、顔中アザだらけで、見るからに怪しく不気味でした。
夜中にアポなしで訪問って時点で嫌な予感しかしないw

その元家政婦を家の中に入れてからは案の定、修羅場がずっと続きます。

(修羅場の内容に関しては是非自分の目で確かめてほしい!)

なんというか、あまりにも衝撃すぎて見てはいけないものを見てしまった気分になりました。
最初は「この豪邸住みてー」と思っていたのですが今は絶対住みたくない。
闇がありすぎる。

半地下の浸水シーンが汚い

元家政婦とのトラブル後、何故かタイミング良く大雨が降ってきて、貧乏一家のホーム(半地下)が浸水するのですが、その映像の汚さが凄まじかったですw

トイレの汚水が半地下全体に溢れ出て茶色い水がそこら中に……
(妹の素晴らしい休憩シーンはココ)

ただまぁ、金持ち一家の豪邸との【対比】としては素晴らしかったと思いますw
そりゃあこの家から出たくなるわなって納得しました。

ちなみにこの半地下、便所コオロギも映るので虫嫌いは注意。




悲惨なラストについて

オチはかなりバッドエンドで、最終的に貧乏一家は不幸になります。
言ってしまえば【家族崩壊】です。

妹は亡くなり、父は行方不明、長男は無事生き延びたものの脳に障害が残りました。

うーん、悲惨すぎる……

でも私としては自業自得だと思いました。

金持ち一家がキャンプで出掛けている最中に、豪邸で冷蔵庫にある物を飲み散らかしたりグラスやら瓶を割ったり、ひどい有様でしたもん。
他にも高校生の娘さんの日記を勝手に読むわ、風呂にも無断で入るわ、飼ってるペットをおざなりにするわで最強に図々しかったwww

正直、妹が亡くなってしまったのはちょっとショックでしたけど、貧乏一家が調子に乗った報いなのかなって感じがします。
結果的に金持ち一家も不幸にしていますしね。

テンポの良さが魅力だが、怖い演出が苦手な人は注意が必要

全体を通してのテンポの良さと終盤にかけての畳み掛けは、手に汗握るものがありました。

ジャンルとしては【ブラック・コメディ映画】という括りですが、ホラー・スリラー・サスペンス要素も多くあります。

ラストはかなり悲惨で一部、目を瞑りたくなるシーンも含まれるので苦手な方は注意が必要です。
私はビビりなので最後のほうは心臓バクバクしまくりでした……

それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。

評価まとめ

良かったところ
  • テンポがいい
  • ところどころ笑える
  • キャストの演技が素晴らしい
悪かったところ
  • 観終わったあと暗い気分になる
  • シンプルに話が怖い
  • 一部痛々しい演出あり


長男の友人が地味に可哀想。

「大学の奴らはすぐ口説きだす。お前なら安心して彼女を任せられる」ってことで長男に家庭教師の仕事を紹介したのに、あっさり二日目で長男と娘さんがくっついちゃったという。

以上、パラサイト 半地下の家族のレビューでした。

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