2016年公開のSFサバイバル映画「フィフス・ウェイブ」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「サバイバル」「異星人」「クロエ・グレース・モレッツ」「ニック・ロビンソン」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2016/04/23公開、112分、アメリカ、SF、スリラー
監督:J・ブレイクソン
脚本:スザンナ・グラント
原作:リック・ヤンシー
キャスト:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、ロン・リビングストン、マギー・シフ、アレックス・ロー、マリア・ベロ、マイカ・モンロー、リーヴ・シュレイバー
Amazonプライム、U-NEXT、Netflix、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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あらすじ
ある日突然、異星人『アザーズ』が現れ、地球に波状攻撃を仕掛ける。
第一波の【暗黒】は電磁パルスであらゆる電子機器を破壊、第二波の【崩壊】は地殻変動で各地に津波と地震を引き起こし、第三波の【感染】は鳥インフルエンザの毒性を高め、人類の大半を消滅させた。
壊滅状態となった地球で、奇跡的に生き残った女子高生のキャシー・サリヴァン(クロエ・グレース・モレッツ)は、離れ離れになった弟を救うため、たった一人で子供たちが拉致された米軍基地を目指す。
アザーズは人間に紛れ込む特性を持つため、誰が敵で誰が味方か全く分からない絶望的な状況の中、キャシーはエヴァン・ウォーカー(アレックス・ロー)と名乗る青年に命を助けられ……
レビュースコア(100点満点)
50点/100点
この映画を一言で表すと
面白いのは前半だけ。ラストで全てを台無しにするB級SFサバイバル
映画の感想
主演のクロエ・グレース・モレッツがただただ可愛い映画。
異星人(アザーズ)からの侵略に対し、人類が存亡を掛けて戦うお話です。
設定は壮大ですけど、色々と浅いので頭を使わずに観ることができます。
タイトルの通り、5つのWAVE(波状攻撃)が人類に襲いかかります。
5つのWAVE(波状攻撃)
WAVE1【暗黒】
電磁パルスであらゆる電子回路を破壊(これによりスマホ・車・飛行機などが使用不可能に)
WAVE2【崩壊】
地殻変動を引き起こし大地震とそれに伴う大津波で都市・島国を壊滅させる。
WAVE3【感染】
鳥インフルエンザの毒性を強め集団感染させる(感染力が高く主人公の母親も亡くなる)
WAVE4【侵略】
アザーズが人間に寄生し脳と体を乗っ取る。
WAVE5【??】
映画の終盤で明らかになります
序盤は緊迫感のあるシーンが続く
最初のほうはサバイバル要素多めで普通に面白かったです。引き込まれました。
突如現れた宇宙船の巨大さも不気味で良い雰囲気。
大津波や飛行機墜落のシーンもなかなかの迫力でした。
ですが中盤あたりから徐々におかしな方向へ。
以下、残念ポイント。
\ 自宅のテレビで映画を観るなら /
WAVE5(第五波)の内容が酷すぎる
これは観た人みんなガッカリすると思います。
電磁パルス・地殻変動も出来ちゃう最強の異星人が【人間の子供を騙して大人と戦わせる】なんて回りくどい手段を使いますかねw
少年少女を兵士として鍛え上げたりと、無意味な手間暇を掛ける意味が全く分からない上、彼らの初任務で「なんかおかしくね?」とあっさり正体がバレるお粗末さ。
何が目的で地球に侵略しに来たかは謎ですが、他にもっと良い策があったのではないかと……
甘酸っぱい三角関係が余計だった
女子高生クロエちゃんの恋愛模様が中途半端に描かれます。
しかも三角関係で、うち一人はアザーズの一員。
エヴァンはクロエがピンチの時に颯爽と現れたりとヒーローっぽい立ち回りでした。
ベンは後半ポイント稼いでいたけど、結局は友達以上恋人未満みたいな。
最後までクロエちゃんがツンツンしていたので甘さは控えめです。
モテる女の子はたくましい。
ラストが続編を匂わす終わり方でモヤモヤする
出ました。
『俺たちの戦いはこれからだ』END。
根本的な問題が何も解決してない上に、折角エヴァンと両想いになったのにエヴァンは消息不明とか……
クロエちゃん彼のことを探そうともしてないし、そんなに好きじゃなかったのかなw
お別れ直前の二人の熱いキッスはなんだったんじゃ!と言いたい。
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。