1995年公開のサスペンス映画「アウトブレイク」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「サスペンス」「ウイルス」「パンデミック」「ダスティン・ホフマン」「モーガン・フリーマン」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
1995/04/29公開、127分、アメリカ、サスペンス
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:ローレンス・ドゥウォレット、ロバート・ロイ・プール
キャスト:ダスティン・ホフマン、レネ・ルッソ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシー、キューバ・グッディング・Jr、ドナルド・サザーランド
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※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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※日本向けの予告動画がないため、英語音声となっています。
あらすじ
モターバ川周辺の小さな村で、高い感染力をほこる未知のウイルス『モターバ・ウイルス』が発生。
アメリカ陸軍に所属し、兵士を伝染病等から守る『医学防衛』を任務とするサム・ダニエルズ軍医大佐(ダスティン・ホフマン)は、現地でウイルスの猛威を目の当たりにし『警戒通達の発令』を要請するも、軍上層部やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)から却下されてしまい、彼らに対し不信感を抱く。
同じ頃、この村近郊からアメリカへとペット用に密輸入された猿をきっかけに、カリフォルニア州沿岸の田舎町で『モターバ・ウイルス』によるアウトブレイクが始まってしまう。
ダニエルズは上層部の命令を無視して現地へと飛び立ち、治療法の研究と感染ルートの特定を進めるが、事態の裏にはウイルスを巡る大きな陰謀が隠されており……
レビュースコア(100点満点)
70点/100点
映画の感想
アメリカの田舎町にじわじわと広がっていくウイルス感染の恐怖を描いたサスペンス大作。
監督は『ネバーエンディング・ストーリー』『トロイ
』『ポセイドン
』を手掛けたウォルフガング・ペーターゼン。
1995年公開と古い作品ではありますが、ド派手なCGで魅せてくる近年の自然災害パニック映画にも全く劣らない面白さがありました。
アメリカの小さな町が米軍によって隔離され、感染者だらけの地獄絵図に変わっていく様子は『コロナウイルス』が話題の今だからこそ現実味があって恐ろしい。
ダスティン・ホフマン、モーガン・フリーマンなどキャストが超豪華
主演は『クレイマー、クレイマー』『レインマン
』のダスティン・ホフマン。
ヒロイン役は『マイティ・ソー』『リーサル・ウェポン3
』のレネ・ルッソ。
脇を固めるのは『ショーシャンクの空に』『セブン
』などで知られる大御所俳優モーガン・フリーマンと『ユージュアル・サスペクツ
』『L.A.コンフィデンシャル
』のケヴィン・スペイシー。
これだけベテランキャストが揃っていると安心感が半端ない。
フィクションなのに何処かリアリティがあり、台詞一つ一つに重みを感じるのは、彼らの『素晴らしい演技』のおかげであると感じます。
恐怖のモターバ・ウイルス
高熱・下痢・全身からの出血など『エボラ出血熱』に近い症状を引き起こします。
体内に侵入すると猛スピードで増殖を繰り返し、徐々に内臓を融解させ感染者は数日でお亡くなりに。
名称由来は最初にウイルスが見つかった村の近くにある『モターバ川』から。
この症状、高熱と下痢だけなら普通に観れるのですが、全身からの出血がとにかく恐ろしい。
発症から時間が経ちすぎると顔も身体も血だらけになるので、見た目がかなり痛々しかったです……
先日『コンテイジョン』のほうも視聴したのですが、病状的にはそっちのほうが全然マシでした。
ダスティン・ホフマンの華麗な逃亡劇・ヘリコプターアクションも見所
ウイルスパニックのみだと退屈に感じてしまう観客への配慮?w
終盤は主人公が米軍から逃げつつ『ウイルスの宿主(ホストである猿)』を探すという、アクション映画ばりのハチャメチャ感も楽しめます。
これがまた丁度良いバランスでして。
それまでの雰囲気を壊さない程度に動き回ってくれますw
最後の最後に魅せてくるド派手ヘリコプターアクションは、いかにもハリウッドらしくてワクワクしました。
パイロットが操縦上手すぎって言う突っ込みはありますがw
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
評価まとめ
良かったところ
- 話のテンポが良い
- ウイルスの恐怖感が伝わる
- アクションエンタメ要素もある
悪かったところ
- ワクチンの完成がやけに早い
- 今となってはありきたりなストーリー
- 医療関係者が一部ドジっ子すぎ
モーガン・フリーマンが中間管理職の大変さを教えてくれる映画でもありますw
以上、アウトブレイクのレビューでした。